英語「攻略」★パーフェクトガイド

英語ど素人からToeic、Toeflとステップアップしてロースクールに留学するまでの方法論をまとめて行きます。

自分が今まで遭遇した試験(司法試験、TOEFL etc)をドラゴンボール風「戦闘力」に置き換えてみた

一応曲がりなりにも弁護士として働いているので、これまでの人生の中でいわゆる難関といわれている試験に対峙しなければならなかったわけで、そういう試験系の人生経験は人よりも多く積んでいます。

で、前にTOEFLの勉強をしていたときに、「司法試験ってTOEFLの何倍くらい難しいんですか?」と聞かれたことがあります。
その人にとってはTOEFLは何度も受けたことがあるけど、司法試験は勉強したことすらないわけです。そして、司法試験は難しいものだとなんとなくのイメージを持っていて、それがそのような質問となって現れたのだと思います。

 

そこで、超主観的ですが、自分が今まで経験した試験を戦闘力に置き換えてみました。

 

1 偏差値70前後の高校受験

 戦闘力400前後

 

最初の試験との遭遇は中学3年生の高校受験です。自分の世代ではいわゆるお受験という文化はなく、よほどのお金持ちや恵まれた家庭の子供以外は、高校受験が初めてのシリアスな入試ということになります。
で、自分は1年間塾に通って、立教大学の付属高校である立教高校(現・立教新座高校)に合格しました。その他にも、早稲田実業、中大杉並に合格しましたが、慶應志木には落ちました。
このときの難しさは、多分ラディッツ襲来前の悟空とピッコロの戦闘力くらいな感覚かなと思います。

 

2 司法試験

 択一試験:戦闘力5000前後
 論文試験:戦闘力9000前後
 口述試験:?

 

実は、私は大学受験を経験していません。立教高校からそのまま内部進学で立教大学に進学したために、大学受験をする必要がなかったわけです。
ですので、次の大きな試験は司法試験ということになります(ちなみに2005年の合格です)。
私が受験を開始したときは、まだロースクール制度は始まっておらず、司法試験に合格するには、択一試験→論文試験→口述試験に合格する必要がありました。
択一試験は、制限時間3時間30分のマークシート方式です。マークシートだったらそんなに大変じゃないだろうと思われるかも知れませんが、受験直後には喋る言葉が上手く出てこないくらいに疲弊します。これは受けたことがある人にしか分からない感覚ですが、地雷問題の存在やゼロ回答を選ぶときの緊張感、合格水準点付近の標準偏差が異常に小さく、この1問を間違えたら落ちるかもしれないという不安感、落ちたら論文試験を受けられず、また1年後に受験しなければいけないというプレッシャー。それも含めて考えると戦闘力数値は高校受験の10倍以上はあると思います。
論文試験の難しさは人によって異なります。論文は、1時間で2000字から3000字の論文を、2日間・計12時間で作成する形式です。なので、文章作成が得意な人は択一試験より1.5倍くらい難しい程度で、苦手な人は2倍以上難しいと感じると思います。自分の場合は大体9000位かなと思います。択一より2倍とまでは言えないかなという感じです。
口述試験に関しては準備をほとんどしていなかったので未知数です。

 

3 TOEIC(900点以上)

 戦闘力:3000前後

 

弁護士として働き始めてしばらくしてから英語の勉強をしようと思い、手始めにTOEICを受験しました。
TOEICを殊更に悪く言うつもりはありませんが、この試験で良い点を取るために、英語の能力は必須ではありません。
もちろん、英語ネイティブが受験すれば全く勉強しなくてもほぼ満点でしょうし、英語ができない人が受験すれば600点以下というような大雑把な相関関係はあります。
しかし、問題は、英語の能力が低くても、試験慣れしている人であれば900点に到達してしまうということです。
そして、そのやり方で勉強を継続すると、英語の本質的な能力とはあまり関係のない勉強に時間を使ってしまう可能性があるということです。
難しさや労力でいうと、全く英語を話せない人がTOEICで900点を取るための労力は、多分大学受験をフルに勉強するのと同じくらいなのかな、と思います。もちろん大学受験の方が科目が多いですし、問われる適性(例えばリスニングをある程度鍛えなければいけないのでそのための時間を確保する必要があるなど)を考えると比較は難しいのですが、難関大学の大学生の全てがTOEIC900点を突破できているわけではないことを考えると、まあ同じか若干難しいくらいなのかなと。
ちなみに、自分はTOEIC900点を超えた(925点)のとほぼ同じ時期にTOEFLを初受験し、83点(R23, L21, S19, W20)でした。なのでTOEFL80点前後もこのあたりのレンジに入ってくるのかなと思います。

 

4 TOEFL(100点以上)

 戦闘力:8000〜10000

 

自分が最終的にロースクール出願をしたときに提出したスコアは103点(R29, L26, S22, W26)でした。
TOEFLはTOEICとは比較にならないくらい過酷で、特に非ネイティブが日本で仕事しながら100点超えのスコアを目指すのは、ある意味司法試験の論文より難しいのではないかというのが自分の率直な感想です。
朝10:00に始まり終わりが14:00前後ですから、試験時間は4時間前後。長時間集中力を保つのも大変ですし、特に短期間の準備で試験に臨む場合は、覚えた単語が定着しきっていない中で高水準な思考についていかなければならないこと、非ネイティブが国内で日本語メインの生活を送りながらSpeakingで25点以上のスコアを出すことは極めて困難であること、そうすると、他の3パートでのちょっとしたミスが命取りになること、この感覚はまさに難関資格のそれに匹敵する水準だと思います。

 

5 HSK(中国語) 5級

 戦闘力:2000前後

 

ロースクールの合格通知をもらった後、HSKの勉強をしました。HSKは6級が最上級で、5級はTOEICで言えば750点〜800点くらいになってくるのかなと思います。発音が特殊ですが、日本語を応用すれば漢字のほとんどの意味は推測可能なので、発音に特化した勉強と現有知識をうまく使いこなす練習をすればそれほど習得に時間はかからないと思います。

 

6 米国ロースクールの授業

 戦闘力:15000〜20000

 

いわゆる落とす試験ではないので、いくら卒業が大変と言われている米国の大学でも、真面目に授業に出て最低限のことをこなしてさえいれば、卒業できないということはありえません。なので、落とす試験との単純比較が難しいのですが、ロースクールでの勉強は、自分の今までの学習体験を通じても相当難しい部類に属することは間違いありません。

これは、いわゆる日本人ノートを使わず、ネイティブのロー生と同じように予習復習をして授業についていく場合にそれくらい難しいという意味です。

ロースクールにもよりますが、私が通っていたジョージワシントン大学では、留学生向けの計4単位の授業以外(計20単位)はネイティブの学生と同じ授業を取ることになるので、単位を落とす基準もネイティブ生と同じ基準です。なので留学生だと思って気を抜いていると本当に単位を落とすことも十分ありえるのです。扱っている内容はネイティブですら難しいといっているものなのですから、ついていくにはそれなりの忍耐力や情熱が必要だということになります。

 

番外編 2回試験

 戦闘力:10000前後

 

2回試験というのは、司法研修所の卒業試験のようなものです。5科目(民事裁判、民事弁護、刑事裁判、刑事弁護、検察)について事例を渡され、それに対して判決文や準備書面を起案するという試験です。1科目の試験時間は7時間30分(10:00〜17:30)で、これが5日間続きます。落とす試験ではないので弁護士志望だった自分は特に苦労はしていない(裁判官や検察官になる予定の方と異なり、成績は気にする必要がない)のですが、やはり知力・体力ともに過酷な試験だったことは間違いありません。

 

ということでまとめるとだいたいこんな感じです。
(最大値と最小値の幅をラディッツ編〜ベジータ編の感覚で設定しています)

 

高校受験  :ラディッツ襲来前の悟空
司法試験  :択一試験がナッパ、論文試験が修行後の悟空(基本戦闘力)
TOEIC900点  :覚醒前後の悟飯の最大出力
大学受験 :TOEIC900点と同じ?
TOEFL  :司法試験論文と同じかやや上回る
      (但し、受験者が留学未経験のまま成人した場合を想定)
ロースクール  :地球襲来時のベジータ、界王拳発動時の悟空