英語「攻略」★パーフェクトガイド

英語ど素人からToeic、Toeflとステップアップしてロースクールに留学するまでの方法論をまとめて行きます。

英語のつぶやきトレーニング(リスニング対策としての耳集中訓練)

英語の勉強と言えば音訓練(listeningとspeaking)です。

 

22カ国語をマスターしたハインリッヒ・シュリーマンの語学学習の根幹は、つぶやき学習にありました。

 

非常に多く音読する。しかし、決して翻訳しない。
毎日1時間を勉強に使う。
常に興味ある対象について、学んでいる言語で作文する。
書いた作文を教師の指導によって訂正する。
訂正してもらった作文を暗記して、次のレッスンのときに暗誦する。
日曜日には教会に行って外国語の説教を聞き、その一語一語を低く口まねする。

hachiku-en.com

 

この本が勧めている英語勉強法もつぶやきトレーニングです。

脳が勝手に記憶するユダヤ式英語勉強法

脳が勝手に記憶するユダヤ式英語勉強法

 

  

で、自分が英語の勉強を進めてきた中で(ちなみに、半年でToeic900点、更に半年でToefl96点、その1年後にToefl103点を取ってロースクールに留学、という感じのスピードで勉強を進めました)、ネックになったのがやはり音なんです。

 

自分の感覚を振り返ると、

Toeic600〜700点レベル →ほぼ何言っているか分からない

Toeic800〜900点レベル →断片的には分かるけど、文章の意味がカタマリで処理できない

Toefl80〜90点レベル →文章の意味は取れるが、Toeflリスニングのように5分近くノンストップで喋られると、前に言っていたことをどんどん忘れてしまう

Toefl100点前後 →英語の逐次処理と、言っていることをワーキングメモリに仮置きして複雑なことを理解する能力が身についてくる

という感じだと思います。

 

多分、英語がある程度できるようになった感覚を持っている方だと、Toeic700点から800点台くらいで、おそらく、断片的に聞き取った音から何とか全体の意味を推測していこうというところで悩んでいるのではないかと思うのです。

 

そこからのリスニング力の伸ばし方ですが、基本的には耳の能力向上と、音をキーにした意味検索能力の向上をメインにした方がいいです。断片的な単語で何とか正解にたどり着く、というやり方だと、点数が安定しません。

 

耳の能力向上については前に少し書いたので、リンクを貼っておきます。

 

vlaanderenstraat.hateblo.jp

 

で、今回は、もう一歩突っ込んで、つぶやきトレーニングを耳の能力向上や、意味検索能力の向上に使えないか、という点について書いてみたいと思います。

 

まず、リスニングで聞いた音は、脳の感覚記憶として保存されます。感覚記憶の容量は5秒程度で、次の音が入ってくると上書きされてしまいます(常人の能力では、聞いた音をICレコーダーのように保存することはできません)。

 

なので、例えば1分〜2分のリスニング音声を頭に残して問題を解くためには、ただ聞いているだけではダメで、逐次的に「聞いた音を短期記憶に保存するための加工処理」をしてやる必要があります。

 

情報を短期記憶に入れるためには、音を頼りに英語の単語を検索し、単語から意味を検索し、意味をつなぎ合わせて一文の意味を解釈する必要があります。

 

英語の音に慣れていないと、英語の発音を知っている英単語に結びつけることができないか、できるとしてもそのスピードが遅くて処理がオーバーフローしてしまうのです(知っている単語の意味を思い出すとか、文章の意味を解釈するというのはリスニングとはまた別の能力なので、ここでは割愛します)。

 

つまり、音情報→英単語のスペル→英単語の意味まで持っていくのがリスニングプロパーの問題で、全ての英単語をキャッチできたけど意味の処理が追いつかなかったというのはボキャブラリーや文法知識の問題と言えます。

 

で、このリスニングプロパーの力を鍛えるには、結局、音を聞いて英単語を特定する、という訓練を繰り返しやっていくしかありません。英語の発音は母音と子音を合わせても41音しかありませんので、まずは音を覚えて、次に、その音をキーとしてそれに対応する単語を特定できるか、ということを繰り返す必要があるのです。

 

で、このとき、つぶやきトレーニングが役に立つのです。

つぶやきトレーニングは、書かれている文章を読むよりも、音を聞く→聞いた音をそのままコピーしてつぶやく→なんどもつぶやきながら単語を検索する→意味を覚えるという流れでやった方がいいでしょう。

 

音がつぶれたりリエゾンしたりして単語を特定できない、という問題は、耳の解像度が上がると自然と解消されます。耳の解像度を上げるには、聞いた音を自分の口で再現できるようになるしかありません。自分が発音できる幅が広がってくると、音の解像度もどんどん上がってきます。

 

つぶやき学習で昔あったキワモノツール「キオークマン」

昔(自分が大学生とか高校生だった頃)、よくジャンプとかの雑誌の広告に「キオークマン」というヘッドフォン型の暗記補助ツールが掲載されていました。その当時はインチキだろうと思っていたのですが、有賀ゆうさんの名著「スーパーエリートの受験術」で勧められていてびっくりしました。 

スーパーエリートの受験術―キミにもできる

スーパーエリートの受験術―キミにもできる

 

 (5万円とかありえない高値が付いていますが、国会図書館で無料閲覧できます)

 

「自分が喋った声がヘッドフォンを通じて自分の耳に聞こえるだけの単純な装置です。しかし、これがなかなか効果があるのです。自分の声というのは、からだの中の経路と外の経路の2系統があり、耳をふさいでも自分の声は聞こえるのですが、キオークマンは、この外の経路を積極的に活用し、聴覚による脳への記憶の刷り込みを高めるという仕組みになっています。」

スーパーエリートの受験術(P80)より

 

内回路と外回路という発想はありませんでしたが、確かにそうかも知れません。ただ、これならモニター出力をするICレコーダーを使えば同じようなことができるのでは、と思い、試してみました。

 

自分が持っているICレコーダーはこれです。

SONY ステレオICレコーダー 4GB SX713 レッド ICD-SX713/R

SONY ステレオICレコーダー 4GB SX713 レッド ICD-SX713/R

 

 

古い機種ですが未だに現役で、安価な割に特に録音・再生ボタンを押した際のレスポンスが抜群です。ヤフオクとかだともっと安く買えるかも知れません。

イヤホンをつけて録音ボタンを押すと、マイクを通じた声がダイレクトに耳に入ってきます。

外回路を使ったつぶやき訓練は、特殊な道具を買わなくても、ICレコーダーのモニター機能で十分代替できるんじゃないかなと思います。

 

もしくは、有名な下記の本で「カップ麺の空き容器を二つつなぎ合わせて自分の声が聞こえるようにする」方法が紹介されていたと思います。アナログですが、多分それでも十分効果はあると思います。

イングリッシュ・モンスターの最強英語術

イングリッシュ・モンスターの最強英語術

 

 

ちなみに、だいたいのレコーダーであれば、イヤホンを挿せば録音中の音をリアルタイムでモニタできると思っていたのですが、必ずしもそうではないようです。また、下記の製品でも試しましたが、聞こえてくる音が耳に返ってくるのにタイムラグがあり、すごい違和感を感じました(ただ拾った音を返しているだけの単純な回路のはずなのになぜソニーの製品とこんなにも違うのか謎ですが)。

 

もしこういう機能に着目してICレコーダーをお求めになる場合は実際に店頭でチェックするなりした方がいいと思います。

OLYMPUS ICレコーダー Voice-Trek 8GB DM-4

OLYMPUS ICレコーダー Voice-Trek 8GB DM-4