英語「攻略」★パーフェクトガイド

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AIに法律文献を学習させたら著作権侵害(複製権侵害)になるのか

よく、AIが創作した創造物について著作権があるのか、またあるとして誰にそれが帰属するのか、ということは話題になりますが、例えば、法律判断に特化したAIを作るため、著作権のある法律文献をかたっぱしから学習させたら、これは著作権違反になるんだろうか?、ということがふと気になりました。

 

例えば、著作者に法律文献をスキャンして検索可能にしたソフトを作成するのは、明らかに複製権侵害です。しかし、ディープラーニングの素材として学習させるのは、いわゆるデッドコピーとは異なります。著作権はアイディアそのものは保護の対象としていないので、考え方のみをAIが吸収したと考えれば、複製権は侵害していないと考えられます。

 

で、ググって見たら、やねうら王さんが、棋譜に著作権はあるのか、という(論点は違いますが)同じシチュエーションを問題にしていました。やねうら王さんも棋譜を片っぱしから(棋士に無許可で)ディープラーニングの素材としていいのか問題意識を持っておられました。

 

yaneuraou.yaneu.com

 

棋譜については多分著作権はないのかなと思いますが、仮にあったとしても、ディープラーニングの素材として使うのは、複製していると言えるのでしょうか。

(著作権のある)本の内容を著者に無断で読んだり、内容を覚えたりするだけであれば、当然、複製権侵害はないわけです。それをコンピューターがやっているだけと考えれば複製権侵害はないようにも思えるのです。リバースエンジニアリングみたいに考えるべきなのかも知れません。

 

よくよく考えてみると棋譜の性質自体が創作物の定義の微妙な場所に位置づけられます。

 

まず、対戦記録のようなもののうち、野球の試合結果(3対2でどっちが勝ちました、等)は単なる事実なので著作権はありません。試合開始から終了までの全投球を記録したスコアブックも、限りなく事実の記録に近いので著作権はないでしょう。

 

しかし、これが対局棋譜となると若干微妙になってきます。

 

例えば、ピアニストの運指の全てを記録したらそれは楽譜と同じになるので明らかに著作権があります。棋譜の場合はややこっち寄りの性格を有するんじゃないかという気がするのです。

 

参考

d.hatena.ne.jp

 

この時代に問題になっていたのは有料サイトでしか公開されていない棋譜を勝手に頒布するなという話なので、仮に著作権が認められなくても不法行為でいく線もあったのですが、AIに学習させるのであればそうもいかないわけで。