英語「攻略」★パーフェクトガイド

英語ど素人からToeic、Toeflとステップアップしてロースクールに留学するまでの方法論をまとめて行きます。

Toeic900点を超えた日 〜爆発的にボキャブラリーが増え始めた瞬間〜

Toeicの勉強を始める

Toeflの受験準備を始める前は、Toeicの勉強をしていました。

勉強といっても留学とか海外転勤とか、何か具体的な目標があったわけでもなく。

単語の勉強をしていても20個すぎたくらいから続かなくなるし、公式問題集をやっても時間内に解くことすらできず、まあダラダラとやっていたわけです。

 

そんな状況が変わったのは、ある年の新年会で友人と飲み会の席で、なんとなく「留学したいな」と口に出したことがきっかけでした。

Toeflすら受けたことがないのに不思議ですが、なんとなくロースクール進学のための予備校のサイトを見て、必要なGPAや留学した人の職歴を読んだことがきっかけになっていたのかも知れません。

いずれにせよ、そのときから英語の勉強を真面目にやろうと心に決め、まずはToeicの対策を始めたのでした。

 

今思い返すと、英語の勉強は最初が一番難しかったと思います。

文法も単語も一体どれくらい覚えたらいいのやら分からず。それ以前に、覚えてもすぐ忘れてしまうので、学習計画の立てようもなく。最初のうちは漫然と公式問題集を解いていた感じです。

 

転機

2ヶ月ほど経って、あることに気がつきました。

 

普通、資格試験など日本語の問題集については、2〜3回繰り返せば8割くらいは安定して解けるようになるので、残りの2割をに集中すればよい、というような感覚が掴めてきます。

 

しかし、Toeicの場合、間違える問題が毎回違い、成績が安定してきません

復習して意味が分からなかった問題をまた間違えるのならまだしも、分かったはずの問題も結構間違えてしまっています。

 

その原因を分析すると、自分は、その問題を解くのに必要な単語や文法を学べていなかったことが分かりました。英語の知識をつけるのではなく、前に解答や和訳を読んだときの記憶を使って解いていたに過ぎず、英語の実力は大して変化していなかったのです。

 

そこで、一度落ち着いて問題を分析していったところ、一番ネックになっているのは単語だということが分かりました。それは量が足りないのではなく、質の問題でした。

 

例えば、ETSのサンプル問題に以下のような文章があります。

 

Our color samples ~ come with self-adhesive backing. 

TOEICテスト|TOEICテストについて|テストの形式と構成|サンプル問題

 

adhesive以外は基本的な単語なのですが、なんとなく全体の意味がぼやっとしています。意味が分からないのでとりあえず次に次にと読んでいくうちに更に混乱して時間を無駄にしてしまうのです。

 

この文章で意味が掴みきれなくなる要因は、come withのイメージがわかないのと、backingが何なのか掴みきれない点です。

come with は同伴してやってくるとか、搭載しているという意味ですが、sampleが主語だと?となってしまいます。また、backingにも4つほどの意味があります。

ポイントとなる単語に平均3個の意味があると仮定すると、そのような単語が一文に3個あると、3の3乗で27通りの解釈がありうるということになります。

 

よくよく分析していくと、文法よりも単語の問題でした。それも、簡単な単語の本質的意味がつかめていないため、文法以前のところで時間を無駄に使っていることが分かりました。

 

例えば、strikeという単語には30個以上の意味のバリエーションがあります。

strikeの意味・用例|英辞郎 on the WEB:アルク

 

strikeなんてもともと「打つ」という日本語を知っているのでそれ以上は勉強しないのですが、実はこういう単語ほど、概念のコアを捉え、かつ、素早く思い出せるようにしなければいけないことが分かりました。

そのような単語は2000個〜3000個程度だと思いますが、実はこの部分が捉えきれていなかったのが正答率が安定しない原因だったと分析しました。

 

そこから英単語をたたんで覚えるという発想の原型が生まれました。 

 

www.eigokouryaku.com

 

例えば、strikeという単語をたたんでいくと、以下のようにたためます。

 

  1. ぶつける(殴る)
  2. 事象がある地方を襲う
  3. 決める、突然思い付く、進む、契約する
  4. 〔通常の行動の〕放棄、停止
  5. しみ渡る、突き通す
  6. いらない部分を切り取る
  7. 気分を引き起こす(恐怖心や感動)
  8. 〔鉱脈などの〕大発見、大当たり

 

で、これを更にたたむと、「何かを叩く」「叩いたときの衝撃」「叩いた後に走る亀裂」の3つのイメージがあることが分かります。

これをイメージ化すると次のようになります。

 

f:id:vlaanderenstraat:20160623012720j:plain

 

こういうイメージがないと、例えば「染み渡る」とかの意味にいつまでたっても反応できません。

 

そこで、瞬間的に本質的な意味が浮かぶ使える単語を増やしていくのが得策と判断しました。

 

匂いと舌の感覚を記憶を引き出すキーにする

人間の記憶の中で、最も強力なのが嗅覚に関する記憶だと言われています。

■「嗅覚」は、五感の中でも特殊な存在

「におい」を感知する「嗅覚」は、五感の中で唯一「大脳新皮質」を経由しないことでも知られています。嗅覚だけは、他の五感と違って「大脳辺縁系」(海馬・扁桃(へんとう)体など)と直接つながっているのです。これは、喜怒哀楽などの感情や、食欲などの本能行動などをつかさどる部分。つまり言い換えれば、「におい」は本能的な行動や感情に直接作用する、ということです。

■「におい」の記憶は薄れにくい

「におい」の記憶は、視覚的な記憶に比べて忘れにくいというデータもあります。視覚・嗅覚それぞれの刺激における再認率と把握期間との関係を調べた実験では、視覚的記憶が短期間で急速に低下したのに対し、「におい」の記憶は1年たってもほとんど変わらなかったそうです。

「におい」で昔の記憶がよみがえる理由とは?―「嗅覚」は直接脳とつながっているより

 

で、私はこれを応用し、嗅覚+舌の感覚とイメージを紐づけるように覚えるようにしました。

 

なぜ舌が関係するのか。

 

それは、英語の発音が作られるのが口の中だからです。

英語の発音を口に出したときの感覚と嗅覚の記憶に意識を集中して、単語のイメージと結びつけるのです。

舌の感覚はアクセントの部分に集中し(stráikならaiの部分)、匂いは例えば、金槌の鉄の匂いとか叩かれたときの血の匂いとか、そういうイメージをします。

 

口先(鼻と舌)をきっかけとして、コアイメージを思い出せるようにしました。

 

一度や二度の繰り返しでは絶対に覚えられない

人間、一度や二度繰り返しただけではすぐに忘れてしまいます。

というより、本気になってやらなければ何十回やっても記憶はあやふやなままです。

「留学」という目標があったおかげで、この頃の私は必死でした。

多分あのときに、本当に叶えたい夢があり、そのために必死になっていたのだと思います。そうでなければ、きっと中途半端なまま終わっていたはずです。

以前、ゾーンに入る方法論について書いたことがありましたが、Toeic/Toeflの勉強をしていたときは常にゾーンに入っている状態、というより、入っていようがいまいが、常によりよい結果を出すために時間を使ってやろうと、必死でした。

 

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ある時期から急速に伸びた

更に3ヶ月ほど経過し、単語を覚えることがそれほど苦痛ではなくなっていることに気がつきました。まだ発音は固まりきっていなかったので問題を解いているときは必死でしたが、明らかに、以前よりも頭にかかる負荷は少なくなりました。

 

今から振り返って考えると、英語の基礎はまだまだ出来ていなかったものの、とにかく必死だったのと、一つ一つの単語から想起できる情報量が増えたために、答えの推測がしやすくなったためだと思います。

 

あやふやな情報がたくさんあるよりも、確実に間違いのない基礎的な単語から意味を絞り込んでいった方が無駄な時間を使わずに答えを絞り込んでいけます。基礎的な知識だけで瞬殺できる問題もありますし、どうしても2択までしか絞りきれない問題もあります。2択まで絞った問題の正答率をいかに7割、8割と増やしていけるかが900点超えの鍵になってきます。

 

結局、Toeic900点を超えたのは勉強を開始してから6ヶ月が経過した後でした(925点)。その後のToefl準備の長い道のりを振り返るとまだまだという感じですが、それでもこのときの結果がなければ、もしかしたら留学していなかったのかも知れません。

 

それくらい、何か形に残る結果を出すということは重要なのだと思います。