英語「攻略」★パーフェクトガイド

英語ど素人からToeic、Toeflとステップアップしてロースクールに留学するまでの方法論をまとめて行きます。

司法試験受験生時代の家庭教師バイト経験から自分の記憶力も改善できた話

英語の勉強における暗記の重要性

 

英語の勉強は、狙いを定めた情報を確実に記憶する方法を習得できれば、ほぼ攻略できたと言えます。

それで攻略できないとしたら、インプットしている情報が悪いか、もしくは目的に応じた戦略(試験対策なのか、コミュニケーションの道具として磨いていくのか)が立てられていないか、ということになります。

 

質の高い情報や戦略はお金を出せば手に入ります。

しかし、お金を出しても記憶力をアップさせることはできません。

 

なので、その人の努力が必要な部分ですし、人によって最も差が開いてしまうところでもあると言えます。。

 

 

家庭教師経験

私は、司法試験に合格するまで、いわゆる司法試験浪人だった時期がありました。

浪人中は家庭教師のバイトをやったり、今でいうせどりやオークション出品で生活していました。

 

勉強を始めた時期も遅かったですし、すんなり受かったわけではないのですが、合格したときはかなり良い成績でした。

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ほぼA評価で、順位は合格者の中でも上位1割内の中に入っていました。

 

そして、成績を上げることができた要因は、家庭教師のバイトをやっているときに得られた多くの気づきだったのです。

 

そもそもなぜ成績が悪いのか

そもそも、小学生とか中学生のレベルで成績を上げるのに、頭の良し悪しはまったく関係ありません。

ほとんどの生徒さんが、教科書の内容すらまともに覚えていないのです。

だから、覚えるコツを教えてあげれば、ほぼ確実に伸びますし、成績も相対的に浮き上がってくるのです。


で、なんでできない子が覚えられないかというと、頭の良し悪しは関係なくて、勉強をしているときに平常心でないのが原因です。

 

平常心というのは、何か特別な心理状態というよりも、単に勉強に対して過度の嫌悪感を抱かないというだけの話です。


勉強が苦手なほとんどの子供が、勉強が嫌いというレベルを超えて、勉強に対して強い恐怖心や嫌悪感を持っています。

 

忘れたくない、叱られたくない、自分ができないことを悟られたくない。

 

いろいろな要因がありますが、とにかく勉強をしているという状態が非日常なのです。

だから、さっさと止めて解放されたい。

それしか考えていないわけです。

 

確かに、例えば神経衰弱で何十枚ものカードの位置を覚えられたりとか、聞いた話をかなり遡って再現できたりとか、すごく頭のいい子供というのは存在します。でも、勉強するのにそういう能力はそんなに必要ないのです。


覚えられない理由は、そもそも覚えるべき情報をまともに見ようとしていないからです。

 

100個一度に処理できなくても、10個ずつ、10回に分けて長期記憶化していけば覚えられるのです。

でも、まともに見ようとしないので、何度繰り返しても覚えられないのです。

 

覚えられない、というのは、例えば日常生活で、

 

財布をなくした、鍵が見当たらない、スマホをどこかに起き忘れた

 

というのと同じような状態です。

 

記憶力がいい・悪いという問題ではなく、そもそも慌てていたり、無頓着だったり、適当にカバンの中に入れたり、ということをした結果、どこに入れたのかすら忘れてしまうのです。

 

勉強するときに「とにかく早く終わって欲しい」「できれば見たくない」という心理状態に無意識になってしまうのは、このような心理状態と似ています。

 

なので、そこから心を開いてやる必要があります。

まず普通の心理状態にしてやらないと何も受け付けてくれないのです。

 

どうやったか

普通の心理状態にしてやるには、まず、暗記するというのはどういうことか丁寧に噛み砕いてあげる必要があります。

 

そのときに私が「つかみ」として使ったのが、語呂合わせでした。

 

昔から、語呂を考えるのは得意でした。

そこから更に人に教える経験を経て、どんどんコツが掴めるようになりました。

 

 

例として、動名詞のみを取る動詞、不定詞のみを取る動詞を覚える語呂を作ってみたいと思います。

 


動名詞のみを取る動詞

  • admit, mind, consider, imagine, appreciate, enjoy, avoid, escape, gave up, finish, deny, put off/postponed, excuse, forgive, suggest, practice, can't stand, cannot help

to不定詞のみを取る動詞

  • contract, promise,agree, hope, wish, desire, prefer, want, need, try, aim, seek, attempt, intend, struggle, decide / determine, learn, manage, tend, plan, expect, mean, choose, pretend, happen, can't afford, fail, hesitate, cease, refuse

動名詞だけを目的語に取る動詞 - RAVCOを参照しました。


これだけ量が多いと、さすがに勉強が得意でも覚えるのは大変だと思います。

 

 

私なら、こんな感じの語呂を作ります。

 

動名詞:甘い恋、会えない会えない義父のデップは恵方巻きのサプライズを我慢できない

甘い恋
 admit 認める
 mind 気にする
 consider 考える
 imagine 想像する
会えない会えない義父のデップ
 appreciate 感謝する
 enjoy 楽しむ
 avoid 避ける
 escape 避ける
 give up やめる
 finish 終える
 deny 否定する
 put off/postponed 延期する
恵方
 excuse 許す
 forgive 許す
サプライズ
 suggest 提案する
 practice 練習する
我慢できない
 can't stand 我慢できない
 cannot help せずにいられない


to不定詞:コンパの帰り(道に迷ったので)方位磁石を使っていたら、でっぷりとしたワニに出くわし、虎の足で挨拶したで。ラマはてんぷら、笑みを浮かべて、チップは寄付へ、しれっとね

コンパ
 contract to ~「~することを契約する」
 promise to ~「~することを約束する」
 agree to

方位磁石
 hope to ~「~することを望む」
 wish to ~「~することを望む」

でっぷりとしたワニ
 desire to ~「~しようと欲する」
 prefer to ~「~するほうを好む」
 want to ~「~することを欲する」
 need to ~「~する必要がある」
虎の足
 try to ~「~しようと努める」
 aim to 〜しようとする
 seek to ~「~しようと努める」
挨拶したで
 attempt to ~
 intend to ~「~することを意図する」「~するつもりである」
 struggle to ~「~しようと努める」
 decide / determine to ~「~することに決める」

ラマはてんぷら
 learn to ~「~できるようになる」
 manage to ~「どうにか~できる」
 tend to ~「~する傾向がある」
 plan to ~「~することを計画する」

笑みを浮かべて
 expect to ~「~することを期待する」
 mean to ~「~するつもりである」

チップは寄付へ
 choose to ~「~することを選ぶ」
 pretend to ~「~するふりをする」
 happen to ~「偶然~する」
 can't afford to ~「~する(経済的)余裕がない」
 fail to ~「~しそこなう」
 hesitate to ~「~することをためらう」

しれっとね
 cease to ~「~するのを止める」
 refuse to ~「~することを拒否する」


分量が多いので、勉強が苦手な子であれば当然一度では覚えられません。

ただ、日本語の部分だけ見て単語を一度書き出してもらい、2度目に単語だけ隠して書き出させると、結構思い出せるのです。

 

なぜかというと、たとえば「コンパ」なら、

 contract to :契約する
 promise to :約束する
 agree to :合意する

と、いずれも「約束をする」という意味でくくってやっているからです。

また、方位→hope,wishと、できる限り思い出す時のことを考えてまとめているので、覚えた後の使いやすさにも気を配っています。

 

最初はだいたい4割から5割でも覚えてもらえれば御の字です。

 

で、たとえば次の授業が2日後なら、夜寝る前と朝起きたときの2回だけでいいので、同じように日本語部分だけをみて単語を書き出してみるように指示します。それだけなら5分もかからないので、さすがに実行してくれます。

 

そうすると、次の授業のときには、7割くらい覚えられています。

しかも、日本語の部分もある程度は思い出せるようになっています。

これは、語呂を作るときに、コンパ→(道に迷う)→方位磁石→ワニ→虎、というように、ある程度ストーリー展開的な要素も持たせてあるからです。

 

一度で長期記憶化するような語呂を作るのには相当の才能が必要ですが、1週間かけて長期記憶化させる程度の完成度であれば、どんな情報でも同じような処理ができます。

 

こういうことを何度かやって実際覚えることができるようになってくると、だんだんこっちの言うことにも耳を傾けてくれるようになってきます。

 

そうなってはじめて、問題の解き方を教えます。

 

そうして自分で解かせて、暗記が必要な情報を抽出させて、抽出した情報はこっちで語呂化して暗記の部分だけ本人にやってもらう、というループを作ってやるのです。

 

1ヶ月くらい経ってくると、暗記した情報をどれくらいのペースで忘れるのかの癖も見えてくるので、頃合いを見計らって記憶を喚起してやれば、大抵長期記憶化に成功します。

 

小中学校レベルであれば、その科目の問題を解くのに必要な情報がすべて頭に入っていれば、割と簡単に上位層に入っていくことができます。

 

子供にとって、勉強できるできないはアイデンティティーに直結することすらあります。

できるようになると自信を持ってくれます。

いじめられ気味だったお子さんを教えたことがありましたが、学年トップクラスの成績が取れるようになってから、かなり自分に自信を持ってもらえたことがありました。いじめは簡単に解消できませんが、それでも自分に自信の持てるものが一つでもあれば随分と変わってきます。

 

そうやって少しずつ力をつけていく姿を見ながら、自分の勉強スタイルも随分変わりました。

はじめて自分が司法試験を受験をしたときは、とにかく大量の情報をひたすらインプットしていくやり方でしたが、基礎的な部分から超正確に暗記して、一つ一つ積み上げていくような勉強スタイルに変えたのです。

 

その結果、自分の受験でも成功を収めることができたのです。

 

まとめ 

 

www.eigokouryaku.com

 

前回のエントリでも言及したように、語呂合わせは最初のラベリングの問題なので、長期記憶化するために何度か繰り返しをする必要は当然ありますし、また、暗記した後に使い勝手がよいように逆算して知識を加工しておく工夫も必要です。

 

逆に言うと、別に語呂合わせを使わなくても最初のラベリングの部分さえうまくいけば問題はないわけです。

むしろ、英単語のような細切れの情報は、語呂合わせの方法論をそのまま当てはめてしまうと、重たい知識になって使い勝手が悪くなるので、語呂合わせ以外のラベリングを使った方がいい場合が多かったりもします。

司法試験の知識は、例えば「Aという権利が発生するための要件abcde」、というような知識の集積なので、語呂合わせを最大限利用することができたのでした。