英語「攻略」★パーフェクトガイド

英語ど素人からToeic、Toeflとステップアップしてロースクールに留学するまでの方法論をまとめて行きます。

英語の学習過程をプログラミングとパラレルに説明してみるとこうなる

目指す試験や技能ごとに必要な能力は変わるか?

英語の能力には、Reading、Listening、Speaking、Writingの4種類がありますし、それぞれの能力についても、大学受験向け、Toeic向け、Toefl向け、英検向け、英会話向け、と、微妙に異なっています。

 

しかし、英語の能力自体は、技能や目指す試験形式に関わらず普遍的なものであり、目指す試験に特化したアレンジは必要ではあるものの、身につけるべき能力やその学習過程は統一的に説明できる、ということについて説明をしていきたいと思います。

 

 

英語能力の全体構造

もう何度も繰り返しになってしまって恐縮なのですが、自分が考える英語の総合的な能力は3つの要素から構成されており、それをコンピュータープログラムに例えると、

 

「単語、熟語の知識」=データベース

「文法知識」=アルゴリズム

「発音」=検索キー

 

と位置付けることができます。

 

言葉で説明するとやや抽象的になってしまうので、これら3つの能力がReading、Listening、Speaking、Writingの4技能でどのように働いているのかをチャート化しました。

 

Reading

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Listening

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Speaking

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Writing

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赤の矢印が情報の流れです。

 

インプット科目であるReadingとListeningは左から右に、アウトプット科目であるSpeakingとWritingは右から左に矢印が向いているという違いはありますが、使っている能力は、発音(音検索キー)、単語知識(データベース)、文法知識(アルゴリズム)の3つ(黄色の部分)だけだということになります。

 

この3つの能力を相互に機能させて情報を正しく処理するのが英語力の正体だということになります。

 

逆に言うと、上手くいかない場合はどこかに上手くいかない原因があるはずなのです。

 

例えば、Listeningを例にとると、音情報を耳で聴いたものの、音検索キーが上手く働かず、聴いた音から単語を探し当てることができなければ、その先の処理はできないことになります。

また、音を聴いて単語を探し当てることができたとしても、次の音が聴こえてくる前に文法解釈→意味理解が終わっていないと、聴いた内容を短期記憶に入れることができないままに次の文章処理にリソースを取られてしまうので、頭はフル回転しているはずなのに聴いた情報がほとんど頭に残っていない、ということが起こってきます。

 

絶対にどこかに上手くいかない原因があるはずなので、それを見つけて改善すればできるようになる、それが日々の勉強でやるべきことだということになります。

 

黄色で示した3つの能力の正体

これら3つの能力の正体は、すべて「長期記憶」(+それを使った情報処理能力)です。

ですから、英語の勉強は、長期記憶領域に「できる限り使い勝手のよい」「良質」の発音知識、単語・熟語知識、文法知識を定着させ、それらを連動させてスムーズな情報処理をすることができるように訓練することだと定義できます。

 

このことからすると、英語の勉強で重要なのは「どのような情報を長期記憶化させるべきか」(情報の取捨選択)という点と、「いかに無駄なく情報を長期記憶として固定化させるか」(記憶定着の効率)という点の2点に集約されることになります。

目指す能力と関係ない知識をインプットしようとしたり、インプットしようとした情報を長期記憶化する作業に無駄が生じてしまうと、目的の能力を獲得するまでの時間が余計にかかってしまうということになります。

 

4技能というのは情報処理のパターンからの区分にすぎず、各技能で異なる能力が必要となるわけではありません。この点を意識してインプットする知識を厳選すべきです。

 

一連の能力獲得過程をプログラミングと同じものだと考えるならば、学習計画はプロジェクトマネージメントとパラレルに考えることができます。ただ問題を解くだけでなく、最終的な完成形を予想した学習計画が必要になってくるのです。

 

できるだけ目的に沿った学習をする

目的が曖昧なプロジェクトは大抵失敗するように、英語の勉強も目的が漠然としていると学習計画の立てようがなくなってしまいます。

ToeicならToeic、ToeflならToefl、と学習する目的を決めて、そのためにはどのような能力が必要なのかというところから逆算して学習計画を立てなければなりません。

 

漠然と「英語がペラペラになりたい」という目標では途方もない学習量が必要となってしまいますが、例えばToeicのスコアを上げるという目標であれば、必要な単語や文法の量を絞ることができるので、あとは学習者が単位時間あたりどれくらいの情報量を長期記憶化できるのかという部分が確定すれば、学習計画を確定することができるのです。

 

学習時間の目安

客観的な学習時間の目安となるデータがあまりないので断定はできないですが、一般的に義務教育以降英語の勉強から遠ざかっている学習者(Toeic500〜600点)を想定すると、Toeic900点(≒Toefl80点)まで300時間、Toefl100点まで1000時間は最低かかると思います。

 

参考:Toefl70〜90->100まで700時間かかるという数値を参考にしました。

www.agos.co.jp

 

とはいえ、1日10時間の勉強をすれば100日でToefl100点が取れるという意味ではなく、学習効率(1日に長期記憶化できる情報量やレビューのための時間など)を考えれば、普通は1日3時間で1年弱という計画になってくるのかなと思います。

3時間の一般的な内訳は、例えば、30分を発音訓練に、90分を問題演習やテキスト読み込みに、60分を記憶定着のためのレビューに、という感じになってくると思いますが、自身の学習経験や周りの受験仲間のパターンを観察していると、かなりばらつきがあったように思います(例えば発音が得意なら発音訓練の時間はほとんど取らない、など)。

 

 

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