英語「攻略」★パーフェクトガイド

英語ど素人からToeic、Toeflとステップアップしてロースクールに留学するまでの方法論をまとめて行きます。

無意識レベルに情報を落とし込む=その情報を当たり前にする

「無意識レベルに情報を落とし込む」というと、ものすごく特殊な方法論のような感じがするかもしれませんが、実はそんなに特殊なことではありません。

 

「無意識レベルに情報を落とし込む」というのは、要するに「その情報を当たり前にする」というだけの話なのです。

 

英語ネイティブの人がToeicを受験すれば全員がほぼ満点を取れますが、それは彼らにとって英語の知識が当たり前の情報として頭に刷り込まれているからなのです。

仮にToeicの日本語版があって、日本人の我々が受験したら、全員がほぼ満点を取れますよね。

それと同じイメージです。

 

当たり前の知識と、そうでないけれども一応頭に入っている知識というのはどう違うのか。

また、知識を当たり前の状態に持っていくためにはどうしたらいいのか。

この感覚を理解することが、まず重要になってきます。

 

「当たり前」でないレベルの知識

例えば、二次方程式の解の公式ってありましたよね。

中学生・高校生くらいの年齢であれば、ほぼ全ての人が知っていて、即答できると思います。

しかし、20代、30代くらいの世代だと、「言えないこともないけど、頭で考えて思い出さないと再現できないし、100パーセントの自信を持って再現できないかもしれない」という感じになっていると思います。

 

こういうレベルの定着度では、「知識が当たり前の情報」になっていないということです。

 

このレベルの知識で覚えている単語が1000あっても1万あっても、英語は話せもしないし、聞けもしないということなのです。

 

「当たり前」レベルの知識

例えば、日本人にとっての日本語の単語がこれに該当します。

日本人は、「梅干し」という単語を見れば、梅干しがどんな色や形をしているのか、どんな味がするのか、すぐに思い出せますよね。

また、味を思い出すと反射的に口の中で唾液が出てしまいますよね。

 

このレベルの知識が「当たり前」レベルの知識です。

 

ちなみに、外国人は「梅干し」という単語を見て唾液が出ないのはもちろん、梅干しの現物を見ても唾液が出ることはないそうです。

このことからすると、「梅干し」という言語情報に、梅干しを実際に食べた経験情報が付加されているからこそ、反射的に唾液が出るという反応につながることが分かります。

 

こういう反応は全て無意識のレベルでなされているので、思い出すのに意識的に頭を使う必要はありませんよね。

 

f:id:vlaanderenstraat:20160801230933p:plain

一つの単語からどれだけ具体的なイメージが無意識的に浮かび上がってくるのかが重要になってきます。

 

ちなみに、中学生・高校生にとっての二次方程式の解の公式は、ほぼ毎日繰り返し目にしているので即答はできるでしょうが、体感的・無意識的な情報にまで落とし込まれていることは稀です。だから、日常的に目にしなくなると、少しずつ記憶が薄らいでいってしまうのです。

 

これを英語に当てはめると、中学生・高校生の義務教育で毎日のように英語に接していても、義務教育期間が過ぎると徐々に忘れていってしまう理由が分かると思います。

英語を「テストという数値化された尺度で測定可能な科目」に変換して教え込むという膨大な無駄をしているので、繰り返しているつもりでも定着しないし、定着したと思っても繰り返しを止めたらまた忘れてしまうということです。

 

この点については、Toeic、Toeflの方がまだまともです。

これらのテストも英語能力を数値化するための試験ですが、必要とされる英語力のイメージに改ざんは加えていません。

だから、よほどテクニックに走った勉強をしない限り、Toeic、Toeflのハイスコアを取るための勉強と、英語を言語としてマスターするための勉強は近似的なものになってきます。

 

2年ほど前に、大学入試の英語を全てToeflで代替しようという案が出た時、ものすごい反対が起きましたが、その理由は「全ての高校生にToeflを受験させたら、9割以上が60 点以下を取ってしまい、選抜試験として機能しない」というものでした。

(Toeflは120満点中、60点分がスピーキングとライティングなので、多分抜き打ちで高校生に受験させたら、30点以下の点数が続出すると思います。このレベルは、全て適当にマークしていっても大差ない点ということになります。)

 

でも、それは義務教育で英語教育が全く機能していないことを正確に反映しているだけの話です。

それなら教え方を変えて、少しでも英語をまともに教える訓練方法を工夫すべきです。

 

なのに、試験の方をいじって序列の体裁を整えるのは本末転倒ではないのかなと思うのです。

結局、浅いレベルで英語を知識として覚えてもあまり意味がないのですから。

それをやりたくない人にまで義務として教え込むのはおかしいのではないのかなと思うのです。

 

「無意識レベル」に知識を落とし込むためには

私は、楽器の演奏をするので、訓練方法はそれと同じやり方が応用できると考えました。

 

こう言うと何か複雑な方法論が必要になってくるようにも聞こえますが、実際は非常にシンプルで、技能の分解落とし込むレベル感時間の使い方に集約されます。

 

まず、楽器やスポーツに共通ですが、教えるのが下手くそな人は、「とにかく何回も繰り返せ。俺のやり方を真似しろ。」という言い方をします。

 

まず、何回も繰り返すのは情報を深いレベルに落とし込む良い方法ですが、間違ったやり方を反復してしまうと、間違った癖がついてしまい、取り返しのつかないことになります。

無意識レベルに情報が刷り込まれると、それを矯正するためにまた時間が必要になります。

少なくとも、刷り込みにまでかかった時間が必要になってきます。

 

また、一つの所作は複雑な方法論の組み合わせにより構成されているので、そのメカニックを基本と応用に分解し、秩序立てて所作として刷り込む必要があります。

 

そのプロセスを無視してただ表面的に繰り返すから、時間をかけても成長が体感できないということになってしまうのです。

 

次に、落とし込むレベル感についてですが、これは表面的に分かったというだけで止めず、反復したり色々な経験と関連付けることで、情報の落とし込みのレベルを深くしてやるということです。

 

最後に時間の使い方ですが、例えば、一つの単語をぶっ続けで10分間繰り返せば、多分その単語は覚えられますよね。古典的な勉強の仕方として、覚える単語を紙に100回繰り返し書くやり方があると思いますが、あれと同じ感じです。

しかし、このやり方で100個、200個と単語を覚えていっても、最初の方に覚えたはずの単語は忘れていってしまいます。

 

こうなってしまうのには理由があって、要するに時間の使い方が間違っているのです。

ぶっ続けで10分間繰り返すよりも、その10分を分散してやることによってより効率的に多くの知識を頭に入れることができますし、その知識を自分の思考と絡めて使いこなしたり、色々な経験と関連させることによって知識が定着していくのです。

単眼的に同じことを反復していても知識は頭の中に定着しないのです。それは、そのような単語は全然印象的でもないし、脳からすれば必要な知識とも感じられないし、ということで不要な知識と判断されてしまっているのです。

 

人間の脳は自身の生存・安全・快感のために必要な情報を受け入れるようにできているので、その生理に反した訓練をしても時間の無駄になってしまうということです。

 

司法試験や各種資格試験でも発想は一緒

これは、語学の試験だけではなく、資格試験でも一緒です。

私が、弁護士になるために司法試験を受験したときも、ここまで論理立てて説明はできませんでしたが、同じ発想でした。

 

司法試験では、論文式試験で、1時間で2000〜3000字の論文を計12通作成することが要求されます。

そのときに私がやったのは、まず誰もが書ける当たり前の法律知識を絶対間違えようがないレベルにまで知識として落とし込むことと、頭の中で書こうと思った自分の見解を、論理的かつ読みやすい日本語の文章に即時的に変換する訓練です。

 

つまり、知っている問題は覚えている通りに書けばいいし、知らない問題は自分の法律知識に当てはめて一番妥当そうな考え方をその場で考え、それを日本語に変換して答案を作成すればよいということです。

 

こういう訓練を実践したこともあり、論文試験の成績はほぼAで、全体の合格者の中でも上位1割以内に入る良い成績を取ることができました。

 

f:id:vlaanderenstraat:20160628023144j:plain

 

弁護士として仕事を始めてからも、できる人は表面的な知識だけでなく、応用力や処理スピードも優れている一方、ただ表面的に暗記して合格しただけの人は、新しいことを理解するのも遅いし、リサーチや書面作成のスピードも遅いことを実感します。

 

試験は試験として突破する必要はありますが、そこで本当に問われていることを理解して、それに従って訓練することも重要だと思うのです。

 

にほんブログ村 英語ブログ 英語学習法へ
にほんブログ村


英語 ブログランキングへ