英語「攻略」★パーフェクトガイド

英語ど素人からToeic、Toeflとステップアップしてロースクールに留学するまでの方法論をまとめて行きます。

サイパンに行ってきました

私事になりますが、先日連休を取ってサイパンに行ってきました。

 

現在デルタ便しか直行していませんが、日本から3時間弱とグアムより近く、それゆえにグアムよりもゴミゴミしておらず、ゆっくりするには最適の場所です。

 

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有名なバンザイクリフ(北部)を下った所から中心地を見下ろす構図です。ミニチュアエフェクト付きで撮影しました。

 

また、もともと日本人が3万人も定住していた場所で、第二次大戦当時激戦になった場所でもあるので、零戦や大砲などが当時のまま残っています。

 

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グラスボトムというタイプの船に乗ると、船の上から海底に沈んでいる零戦を見ることができます。

 

サイパン島が激戦の舞台となった理由は、当時の技術力では日本からアメリカまで、補給せずに戦闘機を飛ばすことができなかったという事情があります。

サイパン島から日本まではB29が給油することなく往復することができたため、同島が激戦の舞台となり、またこの拠点を奪われたことにより、日本本土への空爆が何度もなされることとなりました。

 

サイパン島は、アメリカの直轄地ではありますが、州ではなく準州の中のコモンウェルスという独特の呼ばれ方をしています。同じような場所として他の北マリアナ諸島の島々やプエルト・リコがあります(グアムは準州ではあるがコモンウェルスにはなっていない)。

独立されてしまうとアメリカとしても困るので、農業や観光を本格的にやらせるわけでもなく、多額の補助金をサイパンに投入しています。

アメリカの市民権があれば高校までの教育費は無料、生活費がなければフードスタンプがもらえる上、定住する場合は土地を無償で譲渡される制度もあるようなので、グアムやサイパンで出産するだけのツアーもあるようです(今後トランプ政権で変わる可能性もありますが、親の国籍にかかわらずアメリカ国内で生まれた子供は全てアメリカの市民権を持つというのが今の制度です)。主に中国やフィリピンから移住してくる例が多いそうです。

 

そうは言っても高校卒業後の進路は限られているため、多くの子供は島の外で進学先や就職口を探すそうですが、なかなか難しいらしく、多くは米軍の軍人になるそうです。

働かなくても死ぬわけではないので、島の中でブラブラしている若者も少なくないようですが、真面目な子供ほど軍人になるそうです(ちなみに、軍人になると、家族全員生活できるくらいの恩給がでるそうです)。

 

サイパン島は美しい自然が残っており、観光地化もそれほどされていないため、とてものんびりした良い場所ですが、アメリカ本国からの補助金漬けで生かさず殺さずの扱いを受け、米軍の人材供給源にもなっていると。そのような黒い一面を聞いてしまうと、サイパン島の美しさを心から楽しめなくなってしまうようにも思いました。

 

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ちなみに、有吉佐和子さんの名著「ぷえるとりこ日記」にも、同じような事情で独立できないプエルト・リコの事情が描かれており、とても興味深いです。 

ぷえるとりこ日記 (岩波文庫)

ぷえるとりこ日記 (岩波文庫)

 

 

現地で働いている日本人や、ベテラン(退役軍人)の方、色々な事情で移住したりモールで働いている方に色々話を聞くことができ、大変勉強になったサイパン訪問でした。

 

日本のオフィスで働きづくめのまま一生終わるくらいなら、子供にアメリカ国籍取ってもらって移住するのもアリかな、とちょっと考えてしまいますね。